昨日の夕方、日本銀行の金融緩和を受けて、私が事務局長をつとめる「デフレ脱却議連」の有志で声明を発表し、記者会見を行いました。概要としては、「緩和に踏み切ったこと自体は一応評価するが、遅きに失した上に規模が小さく、きわめて不十分。次回9月の金融政策決定会合で、さらなる緩和をすべき」との内容です。
実際、(8月13日の提言も含め)その後の為替や株価の動き、そしてエコノミストや経済学者の皆さんの意見を見ても、私たちの主張は正しかったと確信しています。国債買いオペ増額、大規模なCP等の買い入れによる信用緩和、ゼロ金利への復帰など、さまざまな手段が残っています。もし政府がテーラー・溝口介入並みの30兆円規模で介入することになったら、それを日銀が100%非不胎化することも大きな意味があります。
日銀は国民を救うため、徹底的な金融緩和を断行すべきです。
そして本日はいよいよ、勝間和代さんや森永卓郎さん、田原総一郎さん、そして多くの経済学者やエコノミストの皆さんが呼びかけ人をつとめ、私を含め民主・自民・みんなの党などの政治家多数が全面協力している「デフレ脱却国民会議」のシンポジウムが、第二議員会館で盛大に開かれました。
コーディネーターは勝間さん。パネラーはわが民主党からデフレ脱却議連の松原仁会長と、財務副大臣の池田元久さん。自民党は政調副会長(財務金融担当)の山本幸三さん。みんなの党は政調会長の浅尾慶一郎さんです。
また、パネラーの他にも、多くの著名人が集合しました。政治家では、多数の民主党議員はもとより、自民党の中川秀直元幹事長や、みんなの党の渡辺喜美代表など大物が参加。民間からは森永さんや嘉悦大の高橋洋一教授、ワールドビジネスサテライトでおなじみのミスター・フェルドマン、上武大の田中秀臣教授、中央大の浅田統一郎教授、駒澤大の飯田泰之准教授、さらには三菱UFJリサーチ&コンサルティングの片岡剛士さんまで。
経済に多少でも関心がある方なら、感涙して絶句するような豪華メンバーです。この顔ぶれが一堂に会するなど奇跡的なことです。
シンポでは各パネラーがざっくばらんに意見交換し、エールを送り合い、笑いあり怒りありのエキサイティングな議論となりました。特に自民党の山本幸三先生の発言は素晴らしく、感心しきりです。ご本人の弁によれば「党内では少数派」のようですが、ぜひ超党派の議論をリードしていただきたいものです。
また、飯田准教授の「介入を非不胎化するにはゼロ金利復帰が必要」とのご意見も、目からウロコが落ちる新鮮なもので、財務行政の当局者である池田副大臣が目をランランと輝かせながらメモを取っているのが印象的でした。森永さんの指摘は大うけでしたが、過激すぎてここでは紹介できないのが残念です。
最後に、「円高是正のため、ありとあらゆる手段(非不胎化介入や買いオペ)を即座に実行」「インタゲ導入のための日銀法改正」を求める緊急アピールを全会一致で採択しました。勝間さんがまとめで述べたように、本日のシンポは、歴史を変える転換点になるかもしれません。
経済学の知見に基づかない批判や感情的な誹謗中傷など一部に妨害もありますが、デフレ脱却と円高是正のため、一政治家として全力を尽くします。